今日も筋トレ…の前にちょっと言わせろ
民間ジムを渡り歩き、最後は公共施設に落ち着く――そんな筋トレ人生を送っている人は多い。なぜって?理由は単純、「安い・近い・意外と侮れない」。 今回は群馬県の誇る巨大複合施設「高崎アリーナ」のウェイトリフティング場をレビューする。 ここ、名前からして“ガチ”なんだけど、中に入ると想像の2倍は本格派で、想像の3倍は市営価格。もう笑うしかない。
まずは概要 – 競技者も満足の国際規格サイズ
ウェイトリフティング場の有効スペースは15.8m × 13.2m、天井高は4m。 高天井&広床の開放感は、普通の市民体育館ジムじゃまず味わえない。 設備は、プラットフォームとトレーニングプラットフォームがしっかり整備されている。 「公共施設だと板がたわんでガタガタ…」なんて心配も、この床を踏めば一瞬で吹き飛ぶ。踏み込みの衝撃を吸収しつつ、バーベルの落下にも耐える、まさに競技仕様。
競技大会や講習会も開かれるレベルなので、雰囲気は完全に“道場”。初めて行く人は「え、これ市営?」と必ず口にするだろう。
料金 – 市営の真骨頂、まさかのワンコイン以下
- 一般:110円/回
- 高校生・中学生:50円/回
いやいやいや…これはもう「筋トレ界の立ち食いそば」並みの価格破壊。 民間ジムなら110円はプロテインドリンク1杯どころか、ロッカーの半日利用にもならないレベルだ。
もちろん、市営価格ゆえに混雑する時間帯はある。でも、利用料の安さと本格設備を天秤にかけたら、通わない理由は見つからない。
利用条件と注意点
- 小学生以下は利用不可(高校生・中学生は50円)
- 安全のため、利用前に確認書の記入や説明を受ける必要あり
- 混雑時は人数制限がかかることもある
加えて、利用者から寄せられた意見として「ベンチプレスにセーフティーバーが無い」問題がある。 これに対し施設側は、複数人での利用や見守り、器具の安全管理を行う方針を示している。 つまり、公共施設だからと油断せず、仲間や補助者と来るのが鉄則だ。
営業時間とアクセス
- 営業時間:8:30〜21:00(最終受付20:30)
- 休館日:年末年始・施設点検日
- アクセス:JR高崎駅から徒歩15分程度、またはバス利用
- 駐車場:広大で無料、開場は7:30〜
駐車場が広いのはありがたいが、大会やイベント時は早めに行かないと満車の恐れあり。
設備詳細 – 上編で押さえておきたいポイント
この施設の目玉は、何と言っても「競技仕様のプラットフォーム」と「フリーウェイト充実度」。
プラットフォーム
- 国際大会でも使用される規格サイズ
- 床材は衝撃吸収性と耐久性に優れ、バーベル落下OK
- 滑り止め加工あり
トレーニングプラットフォーム
- 補助種目やフォーム練習に最適
- デッドリフト・クリーン・ジャーク・スナッチに対応
- 周囲は安全スペースが確保され、動きやすい
その他の設備
- バーベル複数本(競技用含む)
- プレートは最大170kg程度まで揃う
- チョーク使用可(マナー遵守)
雰囲気 – 公共施設なのにピリッとした空気
平日午前は比較的空いていて、競技経験者やシニアリフターがフォームを磨く姿が目立つ。 夕方以降は学生や社会人の利用が増え、プラットフォームの争奪戦になることも。 「譲り合い」と「速やかなプレート交換」が暗黙のルール。
そして、公共施設らしからぬ静かな緊張感がある。 スマホで長時間ベンチを占拠するなんて行為は、ほぼ見られない。民間ジムとは違う“場の流れ”に、初心者はちょっと戸惑うかもしれない。
ベル的メリット・デメリット
メリット
- 市営価格で国際規格の設備が使える
- バーベル・プレート・床材の質が高い
- 駐車場無料&アクセス良好
デメリット
- ベンチプレスにセーフティーバーが無い
- 混雑時間帯は順番待ち必至
- 初心者には少し入りにくい雰囲気
こんな人におすすめ
- オリンピックリフティング種目に挑戦したい人
- フリーウェイトを本格的にやりたい人
- 民間ジムの騒がしさが苦手な人
- 競技経験者と交流したい人
まとめ(上編)
# 高崎アリーナのウェイトリフティング場は、公共ジム界の隠れた本丸。市営価格で国際規格、これを知らずに筋トレを語るのはもったいない。
コメント