下編は「どう使うか」にフォーカス
上編では高崎アリーナ ウェイトリフティング場の規模や料金、市営とは思えない本格感を紹介した。 下編では、実際にどんな器具があって、どう使えば筋トレ効果を最大化できるかを掘り下げていく。
設置器具・マシン詳細
プラットフォーム&トレーニングプラットフォーム
- 国際大会規格のフルサイズプラットフォームが複数
- 補助練習用トレーニングプラットフォームあり
- 滑り止め加工・衝撃吸収構造で安全性高め
バーベル&プレート
- 競技用バーベル(20kg・15kgシャフト)
- プレートは1.25kg〜25kgまで揃い、合計最大170kg程度
- カラー(ロック)も完備
補助器具
- スクワットスタンド(調整可能)
- ベンチ(フラット)
- チョーク置き場(マナー遵守)
- タイマー・メジャー・簡易ミラー
種目別おすすめ活用法
スナッチ
オリンピックリフティングの華。全身を一気に動員し、瞬発力と柔軟性を高める。 高崎アリーナの床は衝撃吸収性に優れているため、バーベルを安全に落とせる。 軽重量からフォーム習得を重視しよう。
クリーン&ジャーク
下半身パワーと上半身の押し上げを同時に鍛える複合種目。 プラットフォームの安定性があるので、中重量〜高重量でも安心感あり。
スクワット(フロント/バック)
スクワットスタンドとプラットフォームを活用。 競技仕様の床は沈み込みが少なく、力をしっかり伝えられる。
デッドリフト
床引きデッドリフトはもちろん、ブロックを使ったハーフデッドにも対応可能。 高負荷を扱う場合はプレートの落下音に注意。
初心者〜上級者ステップアッププラン
初心者(1〜3ヶ月目)
- 目的:フォーム習得と基礎筋力アップ
- メニュー例:
- スクワット(軽重量)3セット×10回
- デッドリフト(軽重量)3セット×8回
- オーバーヘッドプレス 3セット×10回
- 注意点:重量よりも姿勢と可動域を優先
中級者(4〜12ヶ月目)
- 目的:中重量での安定性と動作スピード向上
- メニュー例:
- スナッチ(軽〜中重量)3セット×3回
- クリーン&ジャーク(中重量)3セット×3回
- フロントスクワット 3セット×6回
- 注意点:疲労管理とテクニック練習日を分ける
上級者(1年〜)
- 目的:高重量の安定挙上と記録更新
- メニュー例:
- スナッチ(80〜90%1RM)4セット×2回
- クリーン&ジャーク(85〜95%1RM)4セット×1〜2回
- バックスクワット(高重量)5セット×3回
- 注意点:補助者と安全確認を徹底
ベル的ワンポイントアドバイス
- 公共施設でも「挙上中は声を出す派」が一定数いるので驚かないこと
- 初めて会った人とでもスポッター(補助)をお願いし合う文化あり
- 混雑時は種目を切り替えて待ち時間を減らす柔軟性が吉
まとめ(下編)
# 高崎アリーナ ウェイトリフティング場は、競技仕様の器具を市営価格で使える稀有な環境。 初心者は基礎フォーム習得、中上級者は記録更新の場としてフル活用すべし。
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