10回は遠くて近いゴール
「懸垂10回」
この数字を目標に掲げてから、ベルは何度も心が折れそうになった。
- 0回から1回が地獄のように遠かった
- 5回の壁で足止めされた
- 8〜9回の魔境で何度も落下した
でも、それでも続けた。
公園でも、家でも、夜な夜な鉄棒にぶら下がり続けた。
そしてついに――懸垂10回を達成した。
あの瞬間、全身が震えた。
「やっと来たぞ」という達成感と、「これで終わりじゃない」という確信。
10回はゴールじゃなく、新しいスタートだった。
達成できた理由
振り返ってみると、10回を達成できたのは特別な才能でも器具でもない。
ただの積み重ねだ。
- フォームを徹底的に修正した
腕で引くのをやめ、背中と肩甲骨を使うことを覚えた。 - 補助トレを取り入れた
ネガティブ懸垂、バンド、ダンベルローで背中を鍛えた。 - 握力の壁をギアで突破した
パワーグリップを導入して「あと1回」を伸ばした。 - 記録を残した
ノートに「何回できたか」「体重」「調子」を書き続けた。
このデータが停滞期を突破するヒントになった。
どれも特別なことじゃない。
でも、その地味な積み重ねが10回への道を作った。
10回を達成して変わったこと
ベルの体に起きた変化は大きい。
- 背中が広がり、子どもを肩車したときに「パパの背中でかい!」と言われた
- 懸垂バーにぶら下がる姿勢が“様”になった
- 他のトレーニング(デッドリフトやベンチ)にも良い影響が出た
でも一番変わったのは「自信」だ。
「懸垂10回やれる」という事実が、パパとしてもトレーニーとしても支えになっている。
これから先の目標
10回達成はゴールじゃない。
ベルの次の目標はこうだ。
- 加重懸垂:10kg背負って5回
- 20回連続:自重で20回を目指す
- 片手懸垂:いつか夢の片手懸垂へ
懸垂は奥が深い。
10回を超えた先にも無限の挑戦が待っている。
読者への挑戦状
もしこの記事をここまで読んでくれたなら、あなたも「懸垂10回」に挑んでいる仲間だ。
ゼロ回でも、3回でも、7回でも関係ない。
スタートラインは人それぞれ。
大事なのは「やめないこと」。
続けさえすれば必ず10回に届く。
ベルが証明する。
平凡な30代パパでも、子育てに追われながらでも、懸垂10回は達成できる。
だから、次はあなたの番だ。
まとめ|懸垂10回は人生を変える
- 懸垂10回は筋トレ初心者卒業の証
- 達成のカギはフォーム、補助トレ、ギア、記録
- 10回の先にはさらに大きな挑戦が待っている
懸垂10回は数字以上の意味を持つ。
それは「自分を諦めなかった証」であり、「積み重ねの結果」だ。
さあ、あなたもバーにぶら下がれ。
懸垂10回、その瞬間に見える景色は最高だ。
この10回シリーズを最後まで読んでくれてありがとう。
ベルはこれからも「懸垂の先」を発信していく。
そしてあなたの挑戦も応援している。
次はあなたの番だ――懸垂10回へ。
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