第18回:呼吸筋トレで肺活量を取り戻す方法

ベルです。
ここまでで「タバコは肺を弱らせる」という話を散々してきたな。
じゃあ禁煙を始めた今、どうやって肺を取り戻すか?
答えはシンプル——呼吸筋を鍛えることだ。
筋トレと同じで、呼吸筋も鍛えれば強くなる。肺活量は回復可能だ。


呼吸筋ってどこだ?

呼吸に関わる筋肉は意外と多い。

  • 横隔膜
  • 肋間筋
  • 腹直筋・腹横筋
  • 背中まわりの広背筋や菱形筋もサポート

タバコで弱ったのは肺そのものだけじゃなく、これらの筋肉が“サボり癖”をつけてしまったこと。
禁煙後は「呼吸筋トレ」で機能を呼び戻すことができる。


実践!呼吸筋トレーニング

  1. ドローイン呼吸
    仰向けになり、鼻から大きく吸い込む → 息を吐きながらお腹をへこませる。
    → これを10回繰り返す。腹横筋が鍛えられ、呼吸の安定感がアップ。
  2. 風船呼吸
    風船を膨らませるだけ。シンプルだが横隔膜と肺活量を直撃で鍛えられる。
    子どもと一緒に「誰が大きく膨らませられるか競争」すれば楽しく続けられる。
  3. ブレスホールド(息止めトレ)
    息を吸って、できる限り止める。苦しくなる直前で吐く。
    → 少しずつ肺活量の限界値を広げられる。
  4. ラバーバンド呼吸
    トレーニング用のバンドやタオルを胸に巻いて、抵抗をかけながら深呼吸。
    → 肋間筋に刺激が入り、胸郭の可動域が広がる。

禁煙後の肺は回復する

禁煙を始めると、24時間以内にCO濃度が下がり、1〜3か月で肺機能が改善していく。
さらに呼吸筋トレを組み合わせれば、体感レベルで「息が楽になった!」という変化を早く得られる。
筋トレと同じで、正しく刺激すれば成果は必ず出る。


パパ目線での呼吸筋トレ

風船呼吸や深呼吸トレは、子どもと一緒に遊びながらできる。
「パパのほうが長く息止められるぞ〜」なんて勝負をすれば、トレーニングが遊びになる。
禁煙は孤独な戦いじゃなく、家族時間のネタに変えてしまえ。


今日のアクション

  1. 今日から寝る前に「ドローイン呼吸」10回。
  2. 風船を買ってきて、子どもと呼吸勝負。
  3. トレ前のウォームアップに“深呼吸5回”を必ずセット。

ベルの一喝

タバコに奪われた肺活量は取り戻せる。
吸いたくなったら風船を膨らませろ。
煙じゃなく酸素を肺いっぱいに入れろ。
それこそが本当の“生きてる快感”だ。


次回予告

第19回「禁煙1日目|体内で何が起こるか」——未来編に突入。禁煙を始めたその日から、体はどう変化していくのかを解説する。

#呼吸を鍛えれば禁煙の成果は加速する

コメント

タイトルとURLをコピーしました