ベルです。
今日は「依存の正体」にズームインする。喫煙者はよく「自分は意思が弱いからやめられない」と思い込んでる。でも違う。あんたの意思が弱いんじゃなく、ニコチンが巧妙に脳みそをハッキングしてるだけだ。
依存のスタートは“一服の勘違い”
最初の一本って、だいたい「なんとなく」「付き合い」「カッコつけ」で火をつける。でもその瞬間、脳はニコチンを異物として受け取り、快感物質ドーパミンをドーンと出す。
「お? なんか気持ちいいぞ」と錯覚する。
ここで脳に“記憶タグ”が貼られる。「不快→タバコ→快感」という間違った学習が始まるわけだ。
脳は“借金システム”にされる
ニコチンが血中から抜けてくると、脳は「足りないぞ!」と警報を鳴らす。このとき感じるのが、イライラ・集中切れ・落ち着かない感覚。
つまり、タバコが「ストレスを癒す」んじゃなくて、タバコがストレスを生み出してる。
自分で借金して、自分で「返済してやったぜ」とドヤる——まさにタバコ依存はこの構図。
筋トレで例えるなら
毎回のトレで“わざと怪我”して、それを湿布で誤魔化してるのと同じ。筋肉は強くならないし、むしろ治らない。
ニコチン依存は「小さな怪我」を一日に何度も作って、その場しのぎで治してるだけ。そりゃ疲れるし、成長も止まるよな。
日常を侵食する「ニコチン時計」
- 朝起きてすぐ → 血中ニコチンがゼロだから不安。
- 仕事中 → 集中が切れるたびに一服。
- 食後 → 口寂しさを解消するフリ。
- 運転前後 → “切り替え”の儀式。
これ、ぜんぶ脳が「次のニコチンを寄越せ」と命令してるだけ。本来は必要のない行動を、まるで呼吸のように生活に埋め込まれてる。
パパの時間を奪う依存
子どもが「遊ぼう!」と寄ってきても、「ちょっとタバコ吸ってからな」って言ったこと、ない? それ、依存が親子の時間を人質に取ってる状態だ。
しかも1本あたり5分×10本=50分。1日でアニメ2話分。年間にしたら…ゾッとする数字だよな。
今日のアクション
- 吸いたくなったらスマホでタイマーを押してみる。
- 「どれくらいでピークが去るか」を計測する。多くの場合、3分〜5分で欲求はスッと消える。
- これを繰り返すと「俺は依存の波に乗せられてただけ」と体感できる。
ベルの一喝
タバコを吸うたびに「意思が弱い」と自分を責める必要はない。悪いのはあんたじゃなく、脳を中毒設計に変えてしまうニコチンだ。敵を間違えるな。正体さえわかれば、もう支配される必要はない。
次回予告
第5回「タバコ会社のマーケティング洗脳トリック」——あの手この手で依存を“正当化”させる黒い戦略を暴く。
#依存は仕組みで作られる、だから仕組みで壊せる
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