ベルです。
今回は“タバコの正体”シリーズの心理編ラスト。テーマはズバリ——「吸いたい気持ち=快感」という勘違いをぶっ壊す。
これを理解した瞬間、禁煙のハードルは一気に下がる。
吸ってるときに感じる“アレ”の正体
「うまい!」「スッとする!」って瞬間あるだろ?
実はそれ、快感じゃなくて禁断症状の解消なんだ。
ニコチンが切れる → 不安・イライラ・集中切れが出る → 吸う → 一時的に症状が消える。
この流れを「快感」と脳が勘違いしてるだけ。
筋トレで例えるなら
デッドリフトで腰を痛めて、湿布を貼った瞬間「は〜楽になった!」ってなる。でもそれは治ったわけじゃない。痛みが“ちょっと麻痺”してるだけ。
タバコも同じ。原因そのもの(ニコチン依存)は残ったまま、表面を誤魔化してるだけだ。
快感ではなく「ゼロに戻るだけ」
非喫煙者は、そもそもニコチン切れの苦しみを経験してない。だから「吸って落ち着く」という状態もない。
つまり喫煙者が“プラスの快感”だと思ってるものは、ただのマイナスをゼロに戻す行為にすぎない。
スタート地点に戻ってるだけで、進歩なんてしてないんだよ。
パパ目線で考えてみる
子どもと遊んでるときに「ちょっとタバコ吸わせて」って離れること、ない?
それ、実は“快感のために抜けた”んじゃなくて、“禁断症状をリセットするために逃げた”だけなんだ。
その5分で、子どもの「遊ぼう!」をスルーしてる。パパにとって、これは致命的なロスだろ。
タバコを「ご褒美」だと思ってると地獄
「仕事頑張ったご褒美に一服」ってやつも同じ。
ご褒美じゃなくて「ニコチン切れを解消してゼロに戻った」だけ。
もし本当のご褒美が欲しいなら?プロテインを飲んで筋肉を喜ばせろ。子どもの笑顔を見ろ。そっちのほうが100倍報われる。
今日のアクション
- 吸ったあとに「これってプラス?それともゼロ?」と自問してみる。
- 吸わずに3分だけ我慢してみる。すると欲求が消えることに気づく。
- 「欲求が消える=苦痛の終わり」だと理解できれば、快感の幻は消える。
ベルの一喝
タバコは“快楽”を与える魔法じゃない。苦痛を与えて、自分で消してるフリをしてるだけ。
だから吸った瞬間の「うまい!」は錯覚だ。
あんたが求めてるのは、煙じゃなくて“苦痛からの解放”。だったら最初から苦痛なんて作らなきゃいい。
次回予告
第7回「タバコが肺を弱らせ筋トレを邪魔する理由」——いよいよ科学編に突入。タバコが筋肉とパフォーマンスをどう壊すのか、医学的に切り込む。
#快感の正体を見抜いたら依存は半分崩れる
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