第7回:タバコが肺を弱らせ筋トレを邪魔する理由

ベルです。
心理編を突破したあんたに、今日からは科学編をお届けする。テーマは「肺」。筋トレやってるなら呼吸の大切さ、身に染みてるよな?ベンチで最後の一発を押し上げるのも、スクワットで踏ん張るのも、すべては酸素運搬があってこそ。
そこにタバコをぶち込むとどうなるか?ズバリ「呼吸のベースが壊れる」。


タバコが肺に与えるダメージ

タバコの煙には、タール・一酸化炭素・数千種類の有害物質が詰まってる。これらが肺胞(酸素を取り込む小部屋)を傷つけ、ガス交換の効率を落とす
結果、酸素がうまく血液に取り込めず、筋肉まで運べなくなる。
筋トレで言えば、せっかく最新のトレメニューを組んでも「空気が薄い高地」でやってるようなもんだ。パフォーマンスが伸びるわけがない。


一酸化炭素が“酸素の席”を奪う

タバコの煙に含まれる一酸化炭素(CO)は、ヘモグロビンと結合しやすい。酸素の200倍以上の結合力で、酸素の座席を横取りするんだ。
すると血液は「酸素満員」のフリをしてるけど、中身はCOだらけ。
つまり筋肉に届く酸素は激減。ベンチで「あと一回!」のときに酸欠で力が抜ける原因のひとつがこれ。


慢性的な酸素不足が招く現実

  • 有酸素運動の持久力が低下
  • 筋トレの回復速度が遅れる
  • 成長ホルモンの分泌も鈍化

これは全部、酸素不足が絡んでる。
「なんか最近、疲れ取れないな」って喫煙者パパ。原因はメニューでも年齢でもなく、タバコで肺が削られてる可能性大。


筋トレ視点での致命的ポイント

  1. フォームが乱れる:酸素が足りず、力が入らなくなる → 無駄に体を反らす → 怪我リスクUP。
  2. ボリュームを積めない:すぐ息切れしてセット数が減る。
  3. 追い込みが効かない:「あと2回」が酸欠でできない。

つまり、タバコは重量や回数を伸ばす前に「土台の呼吸」を破壊してる。プロテインもサプリも、その時点で意味が薄れる。


パパ目線での“呼吸の価値”

子どもと鬼ごっこをしたときに、息切れですぐギブアップしてないか?
「パパ、もう疲れたの?」って顔をされたら結構つらい。
筋トレも育児も、肺活量がベース。呼吸が浅いパパは、遊びも仕事も筋トレも全部ショートカットされる。


今日のアクション

  • ジム前に「呼吸チェック」:深呼吸をして、肺に空気が満タンに入るか意識する。
  • 1日5分でいいから「呼吸筋トレ」:風船を膨らませる・ドローイン呼吸(お腹を凹ませながら深呼吸)。
  • 吸いたくなったときは「深呼吸を10回」試す。酸素が満ちれば、欲求はかなり落ち着く。

ベルの一喝

肺を弱らせながら筋トレしてるのは、穴の空いたペットボトルに水を貯めようとしてるようなもん。どれだけ頑張っても漏れる。
タバコはその穴を大きく広げる。まず塞がなきゃ、成果なんて積み上がらない。


次回予告

第8回「喫煙と酸素不足|筋肉は酸欠状態」——さらに掘り下げて、タバコが筋肉の酸素供給をどう奪うのかを徹底解説する。

#肺を守ることは筋肉を守ること

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